さつきスタイ

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6重ガーゼスタイの作り方(手縫い)

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6重ガーゼでスタイを作ってみました。作り方と型紙リンクと、失敗談とかコツとか感想を記しておきます。

普段手芸をしない人がスタイを作ってみたいな~と考えたとき、道具をそろえるのって大変じゃないですか。(特にミシン関係の道具。)6重ガーゼをバイアステープでくるんだらかなり少ない道具でできるのでは?と思ったので試してみました。

 【完成形】

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生地はリバーシブルで使えますが、バイアステープの縫い方で一応表裏ができます。

【着用イメージ】

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70サイズのお洋服と合わせてこんな感じ。

【型紙】

シンプルな普通のスタイの型紙を利用しました。縫い代部分は切り捨てて、出来上がり線で切ってくださいね!サイズは首回り32cmと29cmの2サイズあります。洗濯で縮むことを考えて32cm版で作るといいと思います。

【材料】 

今回使用した生地はこちら

ネットで6重ガーゼを試しにお安く買ってみたいならこれ。送料込みで648円(税込)。スタイが3枚とれます。布代はスタイ1枚あたり安くて216円ですね。洗うと縮むので水通ししてから作ります。縦33×横26cmほどでスタイが1枚作れます。

6重ガーゼってダブルガーゼと比べると2倍くらい値段がするのですが、6重ガーゼは分厚くて1枚で使えるので(ダブルガーゼは薄いため2~3枚重ねて作る)、結局ダブルガーゼと同じくらいの金額で作れるんですね。

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↑手縫いしていると端がこんな風にばらけてやりにくいので、ピケで固めておくのもアリです。

バイアステープはどれにするか

柔らかいバイアステープを使いたかったので、選択肢は「やわらかガーゼ」「ふちどりニットテープ」かの2択でした。長さはどちらも2.5m巻き。スタイ2つ分の長さです。ダブルガーゼで自作バイアステープも考えたけど、難しくて時間がかかるわりに上手にできないのでやめました。 

 

結論からいうと、「ふちどりニットテープ」の方をおすすめします。

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  • 「やわらかガーゼ」で6重ガーゼをくるむのは難しいです。なぜなら幅が12.7mmだから。単純に折っただけで幅が6.35mmになりますね、かなり細いです。そしてあの広がる6重ガーゼを押さえて挟まないといけないのでさらに細くなります。ミシンで縫ったんですがすごく難しくて大失敗しました!
  • 一方「ふちどりニットテープ」は幅22mm。折って11mm。倍くらいあります。そして、裏側の幅が少し長くなるように折られているので縫いやすいです。気になったのは商品裏面の「なるべくニット用の針・糸をお使いください。」という注意書き。手縫いの場合は目飛びの心配ないし、スタイの縁取りは首回りみたいに伸び縮みする部分じゃないので普通の針・糸でもいけると思うんですが、今回は念のためニット用の糸を2本どりで使ってみました。(針は普通の)
  • ちなみにDAISOさんの幅広バイアステープは幅18mm(折って9mm)です。100均のバイアステープは触り心地が薄くてハリがあって固め。逆に言えば扱いやすいということ。洗濯続けたら多少は柔らかくなっていくだろうし意外と良いかもしれない。

結構高いんですよね、ふちどりニットテープ。お店で600円くらいしたかな。スタイで肌荒れしたことないなら普通のバイアステープで良いかな~。でも出来上がりのふわふわ感には満足しています!

プラスナップは100均にあります。材料費をすべて合わせると6重ガーゼスタイ1枚作るのに600円くらいかかることになります。

【作り方】

ここで紹介する作り方は、手縫いにオススメなバイアステープを一気に縫うやり方です!

1.型紙を用意します

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定規をあてて、型紙の目盛りが定規の目盛りと合うかを確認します。合っていれば実物大印刷できている証拠です。

2.生地を切ります

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型紙をチャコペンなどで布に写し、布を切ります。

 

3.バイアステープにクセをつけます

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  1. バイアステープが足りるかぐるっと仮置きして確認しておきましょう。カーブが急なところのバイアステープが立体的に立っていますね。このままだとシワが寄ってしまいそうです。
  2. なので、カーブに沿ってバイアステープを引っ張り曲げて、アイロンをあてて平らになるよう癖をつけておきます。最初にまとめて癖付けなくても、カーブにさしかかる前に癖付けたのでもOKです。ミシンで縫いも手縫いもこのひと手間で作業が楽になると思います。アイロンがなければ手でどうにかこうにか頑張って・・・

4.手縫いしていきます

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  1. バイアステープが生地をしっかり挟んでいることを確認して、クリップを留めます。
  2. 端っこ3㎝くらい残して縫い始めます。端から2mmぐらいのところを縫っていきます。クリップまで縫えたら、クリップを動かします。針はバイアステープ→布→バイアステープと貫通させて一気に縫っています。縫い方は今回は本返し縫いをしました。
  3. 途中、バイアステープの癖が弱いなと思ったので癖をつけなおしました。これでも少し浮いているのが気になりますが、許容範囲です。

本返し縫いは丈夫ですがスタイ1枚縫うのに1時間半くらいはかかるかなぁ。2、3針に1度、一針戻して縫う返し縫いがおすすめかな・・・。

5.バイアステープを繋ぎます

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  1. ラストスパートというところまで来たら、端と端を繋ぎます。スタイに沿ってバイアステープを配置して、2cm重なるところで切ります。
  2. バイアステープの端と端を中表に合わせて1cmのところを縫います。
  3. 分かりにくいけど2.の写真を反対側から見た図。こっち側から縫います。なみ縫いして間をさらになみ縫いして縫い合わせました。
  4. 縫えたら縫い代をアイロンで割って、短くカットします。
中表に合わせるとは?

2枚の生地の表面同士を合わせることです。

縫い代を割るってなんですか?

布と布を開いてアイロンで押さえて縫い代を左右に開くことです。アイロンがない場合は、手や爪を使って開いてください。

6.残りを縫ってスナップボタンをつけたら完成です

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バイアステープを整えて残りを縫います。玉止めは隠すと綺麗です。→やり方

スナップボタンの位置はお好みで。自分の勘を信じてください。
参考記事:プラスナップ卓上プレスの感想|これは買うべき!

お疲れさまでした!上手にできたらSNSなどにぜひ写真をアップしてください♪ 一言さつきスタイを紹介してもらえると嬉しいです!

【まとめ&感想】

  • 道具と材料がシンプル。作り方も単純明快で初心者さんにおすすめ。
  • バイアステープをつけるのは難しいけれど、手縫いなら確認しながらゆっくり作業できるので安心。
  • テレビを見ながらだったり、車の中や病院でとか、実家に帰っているときにちまちま作業できる。

 

はじめて買った6重ガーゼではじめて作った6重ガーゼスタイです。1回失敗したり、いろいろ考えたりして、こういう結果になりました。少しでも参考になる部分があれば幸いです。この6重ガーゼはレビューに「洗うとすごく縮む」「洗うとすごくふわふわ」とあったのでどんなものだろうと期待して買ったのですが、縮む前にサイズを測っていなかったので縮んだのかどうかさっぱり分かりませんでした。また買ったら追記します。ふわふわ感については、「ふわふわ」というか普通の6重ガーゼの「ぼこぼこ」です。リアル店舗で6重ガーゼが見つけられず、ネットショップで買うことに。6重ガーゼってあんまり種類がないですねー!だからこそなのかデザインが厳選されており可愛いものばかりでした。1枚で十分な厚みを得られるのが良いですね、好きになりました。バイアステープは端2mmのところを縫っていたんですが、ふと気が付いたら4mmくらいに広がっていました(笑)基本は大事ですね。そうそう、2mmでも4mmでも統一されてれば見栄えは良いのですが、ドロッとした食べこぼしが挟まるといけないのでやはり4mmよりも2mmくらい端のところを縫った方が良いと思います。

 

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