ノラネコぐんだんの生地で子供用エプロンを作りました。生地のレビューとエプロン作りのお話です。
ノラネコぐんだんの生地レビュー
柄は?
柄が4種類×色違い2種類で全部で8パターンありました。
私が購入したのは↓こちらの紺。4歳息子の希望です。
それと↓こちらの黄色。これは私が気に入ったのと柄が目立たないからです。
他の柄はこんな感じ。↓こちらも候補に挙がったんですが、生地の両端に食べ物のイラストが入ってて使いにくそうだったのでやめました。
↓こちらは黄色の面積が少なく、ノラネコぐんだんだと分かりにくいのでやめました。幼稚園児が使うんでね。分かりやすさ命です。
質感は?
オックス=綿100%らしいです。薄くもなく厚くもなく、硬くもなく柔らかくもなく、めっちゃ普通の生地だと思ってもらえらばいいと思います。伸びません。めっちゃ縫いやすいです。
水通しは必要?
綿100%なら縮むのかなぁと思い水通ししました。リンゴのヘタからリンゴのヘタまでの距離が30㎝だったのが、12時間水に浸けたところ、29.7cmになっていました。1%縮んだ・・・?測定の誤差かな?この程度の縮みならめんどくさければ水通ししなくてもいいんじゃないでしょうか。私はシワを取る目的で漬けますが。
布目とプリント柄がズレている
横糸を抜いてみました。布は縦横まっすぐで地直しする必要はありませんでした。が、プリント柄がズレていることが発覚。これは「ノラネコぐんだんの生地はズレていて悪い!」ということではなく、プリント布においてはよくあることなので、制作にとりかかえる前に確認しておけばOKです。完成してから「柄歪んでんじゃん・・・」って気づくのはまじで辛い。そこで、布目に合わせるか柄に合わせるかは作る物とどんな布かによって作る人が臨機応変に決めるべし!私は今回は柄重視で布を切ることにしました。(詳細な理由を述べると、①しっかりした生地なので布目を無視してもそんな歪まないだろう。②布の端と端を比べるとノラネコの顔1つ分程ズレているが、実際に使う範囲で言えば布幅の半分くらいなので大したズレではない。③ポケットの口布とかノラネコの顔をぴったり並べたいから。④日常着る服ではなく年に1回?程度しか使わない=洗濯回数が少ないから布を若干傾かせても支障ないと思われた。)
1m以上購入でシールが付く!
生地を見つけたのはドリームだったんですが、Tokaiで買うとシールが付いていると知ったのでTokaiで買いました。こんな風に1mに切られていて、シールが付属していました。ドリームは10cm単位で切り売りしていたのにTokaiはカットクロスしか見つけられませんでした。Tokaiのネットショップ手芸材料の通信販売 シュゲールでもシールが付くみたいです。詳細は公式をご覧くださいませ~。
ノラネコぐんだんのエプロン作ってみた
モデル:4歳前後の男児。身長104㎝・体重18kg・大きめか。たぶん110サイズで作った。
前後ろ。こんな感じに作ってみました。※間違えてポケットは仕様より2cm上についています。一番気になってた柄と柄の組み合わせですが、黄色の生地は柄が目立たなくて無地のようなポジションになってて読み通りの出来です。(解説:黄色の生地は色数が3色に絞られており、黒の線は細く少なく、ノラネコぐんだんの口の白色も黄色に溶け込む色で小面積)
型紙
型紙は「園児&小学生のスモック・エプロン・パジャマ」という本のを使用させていただきました。
こちらの本、どのアイテムもシンプルながらも可愛いデザインでかなりおすすめです。140サイズまであって長めに使えるので1冊買うのもアリです。作り方も丁寧に解説されています。型紙も見やすいです。私が作ったエプロンは首とウエスト部分がゴムになっていて、かぶるだけで着られるデザインです。まだちょうちょ結びできないのでね!三角巾も後ろがゴムになってます。
作り方
ちゃんとした作り方は本に載ってるんで、工夫した箇所・つまづいた箇所を書きますね。誰かに少しでも参考になれば幸いです。(作業中の写真ほぼなくてすみません)
左:英語の文字を目印にすると生地が扱いやすいです。右:口布とか切り替え部分はノラネコぐんだんの顔がちょうど並ぶようにカットしています。薄口模造紙を型紙に使っていて、布の表面にチャコペンで映しました。透けて見えるので簡単。
左:エプロンの紐の部分は顔が縦に並ぶように使っています。右:バンダナの縁の部分、顔を並べようと思ってたのに、間違えて下半身が並んじゃいました。ポケットの口布と同じ感覚で切っちゃった・・・。布をどう挟み込むか考えておかないとね。組み立てる前に気づいたんですが面倒だったので切り直しませんでした。
左:裏面ぺろり。本ではリバーシブルの生地を使っていました。寝転がってもバンダナはしっかり頭に巻かれています。良いですね、ゴムバンダナ!右:ポケットの柄合わせ、頑張りました。紺地に黄色の柄だったので、ポケットを適当な部分で切ると絶対チグハグする(目がチカチカする)と思って、ノラネコぐんだんの位置を揃えることに。やり方はエプロンにつけたポケット位置の印と同じ柄の部分の布を取ってくるわけですが、数ミリ誤差があってもポケットにつけるときに、ポケット位置の印じゃなくて柄を合わせて配置すれば合うので、目視合ってれば大丈夫でしょう。私は口布がつくことを忘れていたので、実際の位置より2cm上にポケットつける羽目になりました。出来上がってみれば、全然気にならなくて良かった・・・。
制作後記
幼稚園から「クッキングがあるのでエプロンを用意してほしい」というお便りがあって、100均に見に行ったら紐タイプのしかなくて。可愛い布があれば作るかな~と思って久々に手芸屋さんに足を運びました。そしたらこのノラネコぐんだんの生地を見つけて、これは作るしかねぇ!という勢いで作りました。息子が紺の布を選んだときは、「君はもっと子供っぽい色が似あうのに~」とがっくりしましたが、出来上がってみれば紺色の生地はすごく良かったですね。やはり紺というだけあって落ち着いている。汚れても目立たなさそうだし。そしてしっかりノラネコぐんだんの分かりやすさもある。おやつを食べている絵が可愛くてエプロンにぴったりじゃないですか!息子のリクエストだけど大人好みのエプロンになったかな。その後、バースデーでかぶるタイプのエプロンを1000円台で見つけて少しがっくりしたものの、この世で1つのノラネコぐんだんのエプロンができて、息子も気に入ってくれたので良かったです。好きな柄の布は作ってて楽しいですね!1年放置してたこの裁縫ブログを再起させるほど楽しかったです。1mずつ買って生地が余ったので何か作ろうかなと考え中です。