男の子に喜んでもらえる、遊ぶこともできるスタイを作ってみました。
走らせたり、かぶせたり、のぞいてみたり・・・。結構遊んでくれました。
お出かけ先に手軽に持っていける線路です。
-
一応両面使えるデザインです。
-
1つの枕木の部分が重なる仕様です。スナップボタンが見えないように金属のスナップボタンを縫い付けています。
- 子供のアゴで見えにくくなることを配慮して、レールはちょっとだけ外側よりに配置しています。
ちょっと作るのは大変なのですが、線路をダブルガーゼではなくフェルトでやれば簡単に作れます。
【着用イメージ】
フリーサイズです。2歳大きめの子がつけてこんな感じ。
【型紙】
追記:長さがもっとある方がよいので、以下の記事を参考に型紙をもっと丸に近い形に修正してください。上の型紙をそのまま使うと実用性に欠けます。
一応古い型紙も参考程度に乗せときます。こんな感じでした。また機会があれば改良しときます。
【作り方】
説明するにあたって呼び名を決めておきましょう。型紙の放射状にある15本の灰色の線が「枕木」、型紙の2本の黒い線(電車が乗っかる部分)が「レール」、薄い色の生地が「地面」です。
地面、枕木、レールの順に重なっています。
1.型紙を印刷します。左右反転コピーして2枚を繋ぎます。
2.地面を2枚完成形より一回り大きめに切り出します。そのうちの1枚の地面の表面に型紙の線をトレースします。今回はチャコペーパーとルレットを使いました。トレース台でもOK。どっちも持ってない方はちょっと大変ですが、型紙を切りながら曲線部分を写して、直線の端をマークして定規で引く感じで写せます。
3.まず枕木から作ります。2.3㎝×11㎝を15本作ります。バイアステープみたいなのを作りますが直線なので生地に対して45度の角度で切る必要はありません。後で15㎝に切り分けるので、まず生地幅いっぱいに2.3㎝の幅で長く切ります。2本とりました。
4.生地を裏面の中心に向けて半分に折りアイロンで癖付けます。
5.11㎝に切り分けます。15本用意します。
6.布用スティックのりで枕木を下書き通りに並べて仮留めします。マチ針でも構いません。
7.端を縫って固定します。これで枕木を敷くことができました。
8.次はレールを作っていきましょう。バイアステープを作ります。幅0.7㎝のレールが欲しいので4倍して2.8㎝幅に生地を切ります。(計算上はこれであってるはずなのですが型紙より細めのレールになってしましました。写真通りに作りたければ2.8㎝で、型紙通りに作りたければ3㎝くらい?に太めに切ってください。)
内側のレールは50㎝くらい、外側のレールは70㎝くらい必要です。
私はこちらの方が解説してくださっている裏技を使って作りました。30㎝×30㎝の布があれば作ることができます。素晴らしいです。ありがとうございます。
今、バイアステープに3本折り目がついていて4ブロックできている状態だと思うのですが、そのうち1ブロックを切り落としてください。
図解 |||||→||||
切らなくてもできるんですが、切った方が縫いやすく厚みが減って綺麗。
9.レールを中表に合わせて内側(首側)を縫います。バイアステープに折り目がついていますが、押さえで押さえるといまいち折り目が見えにくくなるんですよねぇ。
マチ針を使っていますが使わない方が正確に縫えました。←12.で後述します。
10.バイアステープをひっくり返して、マチ針で留めます。
11.縫います。レールが1本敷けました。
12.もう1本レールを敷きます。さっきマチ針で固定したら少しガタガタと幅が安定しなかったので、違うやり方でやります。ミシンの押さえによるので完全にパクれませんが、やり方だけ書いておきますね。端の方で1本目のようにバイアステープを固定して、バイアステープのどの辺を縫うか決めます。私の場合は押さえの真ん中(1:1)のところに生地の端が来るように縫えばいい・バイアステープの端を下書きの外側の線に合わせれば良い(これは皆共通)と分かりました。これでマチ針で固定せずに縫っていくことができます。
13.チャコペーパーとルレットを使って、表面の線をなぞり、裏面に写します。カーブの縫い代込みの線は写す必要なかったです(汗)裏から見たところです。(やはり内側のレールは線の幅がグラグラしていて、外側のレールは幅が安定していますね。)
14.地面を2枚中表に重ねます。曲線部分は出来上がり線で、直線部分は縫い代込みの線をロータリーカッターで切ります。ハサミでもOK。直線部分の出来上がり線を縫います。アイロンで縫い代を割ります。写真なくてすみません。
15.ひっくり返して、布用スティックのりで2枚の地面を仮固定しました。のりがなかったらなかったで大丈夫です。やっておくと後の作業が安心して進めやすいです。
16.地面の生地でバイアステープを作ります。レールと同様に2mほどあれば足ります。
17.バイアステープをあらかじめ曲げておきました。この後失敗してほどいてやり直すのですが、バイアステープをあらかじめ曲げ必要は全くなかったです。
~失敗編~
18.マチ針で押さえて縫います。表面から見ると良い感じに縫えました。
19.しかし裏側!ひどいことになっています。(私、バイアステープ、何度も使ったことがあるのですが、へったくそなんです・・・。)
裏側なので気にならない方はOKです。
~成功編~
気になるのでほどいてやり直します。
20.21.バイアステープを一気に留めずに、1度出来上がり線で縫ってから後ろ側にひっくり返して、後ろ側は手縫いでまつりました。
コツは、
- 内側のカーブはスタイ本体の内側のカーブを直線みたいに伸ばして縫います。
- 外側のカーブはこちらのショップで解説されているのが役立ちました。凸カーブのパイピング方法のところ。→パイピング - mish*mash ありがとうございます。
- バイアステープの端処理はこちらの「バイヤステープの端をキレイに仕上げるコツ」の方法でしました。ありがとうございます。→バイヤステープのつけ方と端の仕上げ|pattern works 「chikuchikuhappy」
22. 最後にスナップボタンをつけます。1つの枕木が重なる仕様です。
23.上側の端にスナップボタンをつけます。
24.22.のように重ねて位置を確認し、下側にスナップボタンをつけます。
25.完成です。お疲れさまでした!
【使用生地】
地面:ベージュ
レール・枕木:ビスタブラウン
【アレンジ例】
・フェルトでやれば簡単です。
・電車のブローチ作って後ろに留めたら可愛いかも。
【型紙pdf版】
↑「このコンテンツを新しいウィンドウで開く」 をクリックしてください。